受入れに対するお願い
就業体験協力事業所様には、受け入れる学生に対して、基本的に学生と社会人の違い、働くことの意義、そして働くための知識および技能の必要性の認識と、その産業や業界の仕組みを理解してもらうことにより、今後、適正な職業選択ができ将来の担い手となる若年者の育成のための一助をお願いいたします。
将来、学生が社会に巣立ち、また、企業へ就職する過程において職業選択が適正である事が望まれます。そのためには、就業体験という制度を活用し、学生が在学中に実際の企業に行き就労体験する事により、職業選択のミスマッチを防ぐ一助となり、労働意欲の醸成や実社会への適応能力が高まることが期待できます。
事業所主の皆さまは学生を受け入れるにあたり受入れの準備をお願いします。
就業体験の実施のながれ
- 受入体制・期間・受入人数等の検討
- 募集・事業所へ依頼
(募集は山口県インターンシップ推進協議会が行ない→学生の希望先へ依頼します。) - 学生の選考
- 実習プログラム作成
- 指導責任者を選定し、研修担当へ説明
- 部署内コンセンサスづくり
- 研修の指導・実施
- 体験後の評価を学校へ
事業所のメリット
- 学生、学校への企業PRができる
- 学生の斬新な意見を事業などに取り入れることができる
- 大学などとの接点が増え、情報交流が深まる
- 新卒採用の選考の参考にすることができる(採用のミスマッチが防げる)
- 社内の活性化・社員の成長が期待できる
就業体験の受入れを実施した事業所の意見
「学生への期待・要望」
- 何を学びたいのか明確な目標を持って参加してもらいたいことと、活発な意見や質疑等、できるだけ元気な行動や挨拶をしてもらいたいと期待しています。
- 積極的にいろんな体験をすることによって自分の可能性を広げ、何か一つのことに集中して取り組み達成感を味わう、こんな経験をたくさんして欲しいと思います。
- 実習生との対話から、職業観や就業意識の希薄さが感じられる。現在の自分と将来の職業を結び付けることができず、何かしらの不安を抱えている学生が多い。
- 実習で仕事を100%理解したと思わないで欲しい、ほんの一部を体験しただけです。就業体験で今までにない「自分」を見つけて欲しい。
- 指示を待つだけでなく、周りのスタッフに尋ねたりしながら自らすすんで仕事を探して欲しいと期待します。
- 自分の考えを相手にわかりやすく伝えることが不得手のように感じます。学生生活を通じて磨いていってください。
「学校への期待・要望」
- 体調不良で実習期間に欠席もあった、事前に連絡のない学生もいた。連絡、報告することの大切さをセミナーを通して充分な説明を行なって欲しい。
- 就業体験は就活のためのステップ、或いは単位取得の手段ではなく、それらを通じて自己成長を目指すものである。そういった意識を事前のセミナー等で周知していただけると良いのではないでしょうか。
- とりあえず参加してみよう」というだけではなく、目的を持って参加するといことを大事にして下さい。その上で、受入れてもらう企業や業界について、そしてこれから挑んでいく「社会」というものについて、興味をもって取り組めるように、事前のセミナー等で研修を行なって下さい。
- 本来、就業体験は、景気の好不況によって学生の意識が変わる性質のものではないと考える。就活の延長上の考えでの実習でなく、就業体験の本質である「若年者の就労への意識づけ」といった視点でご指導いただきたい。